2009年12月06日

デッドエンド、インキャパシタンツ、アウシュビッツ

デッドエンド、インキャパシタンツ、アウシュビッツ



皆さん今晩は!
これからの30分間は、このFM81.4、FM西大和からお届けさせて頂きますラジオで
ROCK!「Radio nowhere」

でお楽しみくださいませ。
お相手させて頂きますのは私、
DJ PON- CHANG!(ぽんちゃん)

で御座います!どうぞ宜しくお願い申し上げます!
それでは早速番組の方、進めていきたいと思いますが…。

さて、今年も12月を迎え、2009年も残り1ケ月足らずとなってきた訳ですが、リスナーの皆さんは如何お過ごしでしょうか。
師走ということで、何となく周囲の動きも慌ただしくもなって来て、より時間に追われているような、焦りの気分を味わっていらっしゃることかとは思いますが~。
まぁ、そんな中でも、日曜日のこの時間に限っては、ダイヤルをFM81.4に合わせて頂いては、心穏やかにと、言っても、この番組のカラー的には、適当な表現ではないかも知れませんがね~、兎に角、「砂漠でオアシス」も適当じゃね~な(笑)、何にせよ、この一時だけはゆっくりと寛ぎながらお楽しみ頂きたいと思います。
この番組も年内は、今日含めてあと4回位だと思いますし、こちらとしても、尚、一層張り切っては、頑張って放送に努めて行きたいとも思っていますので、どうぞお付き合いの程、宜しくお願いしますっ!

~ということで、先ずはこのコーナーから参りましょうか!
「ミュージックカレイドスコープ」のコーナー!!!

このコーナーでは、その時々の話題を、私の方でアトランダムにピックアップしては、それに因んだサウンドをオンエアーさせて頂くコーナーでは御座いますが。

デッドエンド、インキャパシタンツ、アウシュビッツ



さて、今日は、日本のメタル、ハードロックシーンにおいて、「大ヒット」と称されるような楽曲を残した訳ではなかったものの、黒夢の清春やラルク・アン・シエル、将又、ルナシーの河村隆一にT.M.レボリューションなど後発のミュージシャン達に多大な影響を及ぼしたとされる、あの元祖ヴィジュアル系、さもなくばゴシックメタルと紹介するのが適当なのか、1990年の解散から凡そ19年振りに、今年8月、幕張メッセで行われた、音楽事務所「マーヴェリックD.C.グループ」の主催によるライブ・イヴェント「ジャック・イン・ザ・ボックス」で見事復活、先月11日には新譜「メタモルフォーシス」を発表して、本格的に再始動となったモーリー、クール・ジョー、足立の祐ちゃんから成るあの
「デッドエンド」

を取り上げては、彼等の曲を皆さんとともに聴いて行きたいと思っております。

その前に「デッドエンド」といっても、今の20歳代のリスナーの方なんかは全然ご存じないバンドかとも思いますので、少しばかり彼等のプロフィールをご紹介させて頂きますと~。
その昔、ライアーというアマチュアバンドが御座いまして、そこでヴォーカルと努めていた、当時、関西大学の学生だったヴォーカルの大塚基之氏(モーリー)と、ギターの香川孝博氏に加え、丁度、今、この裏番組としてオンエアーされている「アルファ-・ステーション」の「トワイライト・アヴェニュー」でDJを務めている後藤晃宏氏も在籍していたことで御馴染み、紅一点のヴォーカル・センちゃん(森川邦子)を看板とした、京都のメタルバンド「ラジャス」でベースをプレイしていた増本正志氏(クレイジー・クール・ジョー。彼は大阪芸大の学生でしたね~)が参加して、1984年に結成されたのが、この「デットエンド」で御座いまして。
その後、脱退したギターの香川氏に代わり、元CRY、元テラ・ローザのマイケルシェンカー大好き人間で、当時は「フライングV」をトレードマークとしていた足立のゆうちゃん(祐次・YOU)が合流、さらにはメジャーデビュー直前に、ドラムスの田野勝啓氏(TANO)が体調不良から脱退し、後任として、北海道を代表するメタルバンドだった「サーベルタイガー」でプレイしていた湊雅史氏(ミナト)がオーディションで参加して、「デッドライン」というアルバムをインディーズ時代の作品として一枚残し、1987年に「ゴースト・オブ・ロマンス」を引っ提げ、メジャー進出を果たすことになります。
1990年の解散まで、僅か6年という短い活動期間ながらも、先にも申し述べた通り、ラルクやルナシーといった、後にヴィジュアル・シーンや、ハードロック界にその名を刻む大物ロックバンドなどに影響を与えながら、今日に至るまで、知る人ぞ知る「伝説のカリスマバンド」として語り草とされてきたデッドエンド。勿論、よもやの「再結成」もないとされてきた、このバンドだった訳ですが、しかし、何の予兆もないままに、今年8月15日、「幕張メッセ」で開かれたイヴェント「JACK IN THE BOX」に、黄金のラインナップで復活登場。先月11日には、1989年発表の前作「ZERO」から、何と20年という歳月を費やして、新譜「メタモルフォーシス」を発表し、合わせて、先月17日には「大阪・ビッグキャット」で、残念ながらドラムはミナトでなく、ルナシーの「真矢」がピンチヒッターに立ったものの、熱い手応えを感じさせるステージを披露してくれたデッドエンド!一時的な再結成ということでもなく、今後とも継続して、ライブやレコーディング活動をバンド単位で展開して行くそうなので、ファンとしては「乞うご期待」といったところでしょうか~。
それではこの辺で、その「デッドエンド」の音を聴いてみたいと思います。
今日は、最新アルバム「メタモルフォーシス」からではなく、アメリカは、カリフォルニア州のメタル・HR専門のFM局でも上位にランキングされた名曲「JUNK」を収録している、1988年発表のサードアルバム「シャンバラ」から、「エンブリオ・バーニング」そして、名曲「JUNK」「ブラッドミュージック」の3曲をお掛けしたいと思います。
それではメタルの醍醐味を十二分に堪能して下さい!デッドエンドです!どうぞ!

デッドエンド、インキャパシタンツ、アウシュビッツ





DEADEND公式サイト
http://www.deadendofficial.com/

DEADEND オフィシャル・マイスペース
http://www.myspace.com/deadendofficial  

続きましては、キーワードAtoZのコーナー。

このコーナーは、アルファベットを順に追いながら、たとえばその頭文字がAならAC/DCといった風に、新旧洋邦問わず、無作為にアーティストやバンドをピックアップしてご紹介させていただくコーナーで御座いますが。

さて今週も、その頭文字にIの付くアーティストということで、日本が世界に誇るノイズ・ユニット
「インキャパシタンツ」

をご紹介したいと思います。
名前を聞いただけで今びっくりしているリスナーの方もいるやも知れませんが~
「インキャパシタンツ」というユニットは、海外でもその名轟く「JOJO広重」氏をリーダーとするところのノイズバンド、「非常階段」のメンバーでもある、美川俊治氏(エレクトロニクス、ヴォイス)の個人的なプロジェクトということで、今を遡ること凡そ28年前の「1981年」にスタート。
当時は、大阪在住の大手銀行マンとして生計を立てていることもあり、パートナーとして、東京のライブ小屋である「渋谷ラママ」でライブをする際に、会場に爆弾を仕掛けたり、ユンボで会場を大破したりということで大騒ぎとなった、かの悪名高き「ハナタラシ」や「ボアダムズ」の中心人物として御馴染みの山塚アイなど。擁しては、関西を中心にライブ演奏(?)を展開。その後、東京に転勤となってからは、普段は、これまた、お固い職業と言える「公務員」として働いている小堺文雄氏(エレクトロニクス、ヴォイス)を正式なメンバーに加え、多数の音源をリリースするなどの活動を行ってきた。ともに銀行員、公務員であることから、そのネームバリューに比べると、互いの仕事の関係もあって、極端にそのライブ数は少ないが、このインキャパシタンツ、一度ステージに上がれば、暴力的なまでに美しい「純粋培養」されたノイズサウンドを、圧倒的な音量を持って、オーディエンスにぶちまけるだけでなく、そのサウンドに合わせて、肉体を痙攣させるなど、かなりヴィジュアル的にも、迫力のある奇異なパフォーマンスも見せつけるとのことで、ノイズのグループにしては珍しく、飽きさせないライブを披露するノイズバンドのひとつにも数えられているとのこと。
では、今日はそんなインキャパシタンツ~
これをオンエアーするに当たっては、こちらとしても結構、その決断には勇気も要りましたが、今回はですね、「アルケミーレコード」から発売となっている(現在は、残念ながらアンテナショップも閉店し、通信販売も終了されています…)アルケミーレコード20周年記念のオムニバスCD「アルケミズム」から、「デフォルト・スタンダード」とタイトルされる作品を適当な時間、お掛けしたいと思います。それでは聴いてください。辛かったらこの間で、お手洗いにでもどうぞ(笑)!インキャパシタンツです、どうぞ!



インキャパシタンツHP
http://www.japanimprov.com/incapa/incapaj/index.html

放送事故と思われた方もいらっしゃったかも知れませんが(苦笑)
インキャパシタンツで「デフォルト・スタンダード」でした…。
まぁ、こういう音楽も世の中にはあるということで。

すいませんでしたっ!(笑)



“ラジオでロック”「Radio Nowhere」

この番組では皆さんからのご意見、ご感想等々お待ちしております。
今から申し上げます宛先に是非、あなたの生の声をお聞かせください。

E-MAIL 
post@fm814.co.jp
FAX  0745-33-3601
MAIL 郵便番号〒636-8555 FM 81.4(エフエムハイホー)FM西大和
“ラジオでロック”「Radio Nowhere」の係と明記して、お送りくだされば手元に届くかと思いますので、挙ってリスナーの方々、また宜しくお願い申し上げます!

Radio Nowhere
http://radionowhere2.narasaku.jp/

さて最後は…
ノックオンザヘブンズドアのコーナー。
蘇る古のスーパースターのコーナーで御座いますが、さて今日はですね、先のインキャパシタンツと同じアルケミーレコード繋がりということで、あの芥川賞作家「町田康」とともに、伝説のパンクバンド「INU」を立ち上げ、アルケミーレコードの専務取締役を務めては、関西パンクシーンの牽引車として活躍しながらも、残念ながら、2003年7月に喉に出来た癌の為、42歳の若さで亡くなった「林直人」氏を偲びながら、彼が率いていた正統派ロックバンド
「アウシュビッツ」

の曲で、「ジャーニー・スルー・ザ・ナイト・PART2」を聴きながらお別れしたいと思います。
それではみなさんまた来週。時間になりましたら、ダイヤルはFM81.4、FM西大和にお合わせ頂き、この番組にお付き合いくださいませ。
お相手はDJ PON-CHANG!(ぽんちゃん)でした!
それでは…。シー・ユー・ネクスト・ウィーク!バイバイ! 

おまけ
林氏がギターを弾いています!♪~道頓堀にはまれ!~♪

(12・6オンエアー分) 


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Posted by PON-CHANG!(ぽんちゃん) at 00:37 │ROCK・音楽