2011年02月27日

Gary Moore  ゲイリームーア

Gary Moore  ゲイリームーア



皆さん今晩は!
これからの30分間は、このFM81.4、FM西大和からお届けさせて頂きます
ラジオでROCK!「Radio nowhere」

でお楽しみくださいませ。
お相手させて頂きますのは私、DJ PON- CHANG!(ぽんちゃん)で御座います!どうぞ宜しくお願い申し上げます!

それでは早速番組の方、進めていきたいと思いますが…。
さて、今晩もまたまた悲しいお知らせといいますか、当然もうご存知の方も多数いらっしゃることかとは思いますが、ブルースをベースにしながらも、アイルランド人ならではの叙情性を全面的にフィーチャアした『泣きのフレーズ』が同じ島国で生きる、われわれの心の琴線を揺さぶるのか、特にここ日本では圧倒的な人気を誇っておりましたスーパーギタリスト、孤高のハードロッカー
『ゲイリームーア』

様が今月6日、休暇で訪れていたスペインはコスタデルソルのホテルで、当初、大量飲酒を原因とした窒息死ではないかと報じられていたようですが、彼のマネージャー曰く、ジミヘンのように「ゲイリーはロックの犠牲者ではない」というように、実は心臓麻痺で唐突にお亡くなりになったというのが真相のようで、最近では新しいギターも購入し、子どものごとく意気揚々としていたようで、兎に角、58歳という若さでもあり、本当にまだまだ人生はこれからというところでの突然のリタイア。神の思し召しとはいえ、さぞかし当人も無念だったとは思いますが…。
…ということで、今回はまたまたぶち抜きでゲイリーの御霊を慰めるべく、特集で、ゲイリーの名を一躍ロックシーンに轟かせることになったシンリジィの名盤「ブラックローズ」の中から何曲か、また、その他ギター職人として(彼はボーカリストとしても大したものでしたが~)さまざまに手がけてきた仕事の幾つかを時間の許す限り、ご紹介したいと思います。まずは何はともあれシンリジィの名盤「ブラックローズ」から、スコット・ゴーハムとの流麗なるツインリードの調べも素晴らしい「やつらはデンジャラス」と「アリバイ」そして「キブ・イット・アップ」の3曲行きましょう。それではどうぞ。ゲイリームーアです。
●ゲイリームーア HP
http://www.gary-moore.com/
●ゲイリームーアWiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B2%E3%82%A4%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%A0%E3%83%BC%E3%82%A2


Gary Moore  ゲイリームーア










   


Gary Moore  ゲイリームーア

 
                                           

はい、まずはシンリジィ時代のゲイリームーアのプレイを聴いて頂きましたが、如何でしたでしょうか。シンリジィを知らない人でも十分楽しんでお聞き頂けたことかと思いますが。実にストレートで取っつき易い曲の構成が、このシンリジィの何ものにも代えがたい魅力で御座いまして~。ゲイリーにしてもテクニシャンでありながら必要以上に早弾きで押しまくることもせず、兎に角、印象的でメロディアスなフレーズをひとつひとつ丁寧に、安定感抜群の演奏で聴かせるといった具合で、こうしたところが、この日本で高い人気を勝ち得るひとつの原因だったようにも思いますが…。
で、このゲイリームーアさん。1952年4月生まれの北アイルランドはベルファスト出身のスーパーギタリストで、音楽は小学生の頃に始めたピアノがきっかけだったようですが、ピアノについては師匠に恵まれなかったこともあって途中で挫折。10歳の頃からギターを無手勝流、つまりは独学でスタートし、当時、人気だったリッチー・ブラックモアやエリック・クラプトン、ジェフ・ベック、その中でも特にフリードウッド・マックの創設メンバーでもあったピーター・グリーンを一番の御贔屓にしていたようで、若かりし頃は熱心にコピーし、果てはプロデビューを夢見ていたようあります。
 1968年にスキッドロウというバンドに加入し、後のシンリジィの中心人物であるフィル・リノットと運命的な出会いを果たすも、このバンドでは3枚のアルバムを制作して脱退。その後、1970年にはゲイリームーアバンドを結成、さらに1974年からはフィルが結成したシンリジィに誘われ参加。一旦脱退するも、1977年に正式メンバーとして復帰し、先に紹介させて頂きました名盤「ブラックローズ」を1979年に制作。また一方でレインボーのメンバーとしてもお馴染みの鍵盤奏者「ドン・エイリー」や、ホワイト・スネイクや日本が世界に誇るハードロックバンド「バウワウ」のメンバーとしても顔を売ったベース奏者の二―ル・マーレイ等と共にジャズロック・バンド「コロシアムⅡ」などでもプレイ。多岐に亘る音楽活動を展開し、その輝かしいキャリアに磨きをかけていく訳です。
 1990年からは原点回帰。ブルースにのめり込み、さまざまなミュージシャン達と交流を重ねながら演奏活動を続けていた訳ですが、番組冒頭にもお伝えしたように、休暇滞在先のスペインで今月6日、心臓麻痺のため、非常に残念なことではありますが、帰らぬ人になってしまった訳です。
 ここに改めてゲイリーの冥福を祈りたいと思いますが…。
~というところで、それではここでまたまたゲイリーの曲を。
1978年発表のソロ第一弾アルバム「バック・オン・ザ・ストリート」に収録されている盟友フィル・リノットが手掛けた楽曲にしてゲイリーの代表曲でもある「パリの散歩道」をライブで、そしてフリーのカヴァー曲で「ウィッシング・ウェル」の2曲をお聴きください。どうぞ!



                                              

“ラジオでロック”「Radio Nowhere」
この番組では皆さんからのご意見、ご感想等々お待ちしております。
今から申し上げます宛先に是非、あなたの生の声をお聞かせください。

E-MAIL 
post@fm814.co.jp
FAX  0745-33-3601
MAIL 郵便番号〒636-8555 FM 81.4(エフエムハイホー)FM西大和
“ラジオでロック”「Radio Nowhere」の係と明記して、お送りくだされば手元に届くかと思いますので、挙ってリスナーの方々、また宜しくお願い申し上げます!

さて最後も…本日はゲイリームーアの曲ということで、シンリジィの名曲でもあります、ゲイリーの早弾きが炸裂する「アウト・イン・ザ・フィールズ」、これをお掛けしながら、お別れしたいと思います。





今週で2月、如月も終わり。来週からは3月、弥生ということで、さらに気合いをいれて、頑張って行きますんでよろしくね~。
それではみなさんまた来週。時間になりましたら、ダイヤルはFM81.4、FM西大和にお合わせ頂き、この番組にお付き合いくださいませ。
お相手はDJ PON-CHANG!(ぽんちゃん)でした!
それでは…。シー・ユー・ネクスト・ウィーク!バイバイ! 





おまけ!



この曲、面白いですよ~face02

痛快!ドキッてする方も多いでしょう!お猿の次郎君のように反省!


(2011年2月27日オンエアー分) 




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Posted by PON-CHANG!(ぽんちゃん) at 09:20 │ROCK・音楽